PALSARデータを有効に利用していただくため、合成開口レーダ(SAR)データの主要な解析手法について、概要を紹介します。

後方散乱係数解析
SARによる観測で得られる情報に含まれる「後方散乱係数」を解析することで、地表の土壌水分量や森林におけるバイオマス量、海洋の波の状態などを推定することができます。


インターフェロメトリ処理
軌道上の極めて近い位置から観測した2つのSAR観測データを干渉させて位相情報の差を解析するもので、標高データの作成や、地形の変異を計測する手法として注目されています。


多偏波データ処理
垂直、水平偏波を同時に観測できるSARを多偏波(ポーラリメトリック)SARといいます。特に、送信、受信での水平、垂直偏波の4つの組み合わせた全ての情報を同時に取得するSARをフルポーラリメトリックSARといい、PALSARはこの機能を有しています。
この偏波情報を取得することで、従来の一つの偏波しか使用しないSARに比べてより詳細な計測が可能となります。


PALSARデータの利用が期待できる、SARデータの具体的な解析例を紹介します。
ここで紹介する例は、PALSARデータの利用を想定した、既存の衛星搭載または航空機搭載SARの観測データの解析例です。







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